女性国会議員Aは日頃から尊敬してやまない政治評論家Vとお酒を飲んだ。
そして、
「一夜を一緒に過ごそう」
Aのこの誘いをVはやんわりと断った。
「明日朝はやいから」
こう言って帰って行ったのである。
Aは腹が立ってVの後をタクシーでつけると、
Vはあるホテルに入って行った。
そこには某新聞社の若手ジャーナリストが待っていた。
「ああ、うわさ通りのプレイボーイさんだ」
Aはこう言って自分を慰めたが、
自分の申し出を断られた憤りが消えない。
「若い女には勝てない」
必死で自分にこう言い聞かせたが、
それでも腹の虫が収まらない。
No comments:
Post a Comment