Sunday, July 24, 2016

二宮正治小説:実録東京都知事選:P6:(この物語はフィクションです)

 小池百合子は今回の都知事選に確かな手応えを感じていた。

「かなりの自民党支持者が私を応援してくれている」

 この事がはっきり分かったのだ。

「東京の灯を消してはいけない。この東京の灯を守れるのは私しかいない」

 小池は自分にこう言い聞かせた。

日曜日の朝読売新聞に、

「小池氏増田氏競う」

 こう書いてあった。

「増田氏には女性票が取り込めない。必ず私が勝つ」

 小池は勝利を確信していた。

「東京を世界の中心にする」

 こう自分に言い聞かせて、スタッフに、

「今日もがんばろう」

 こう激を飛ばした。

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